ほのぼのして、切なくて、癒される1冊。
あったかいお話です。読んで損なし。1冊丸々表題作なので読み応えばっちりです!
「僕らの食卓」あらすじ
会社員の豊は、誰かと食事をするのが苦手。しかし、昼食をとろうとしていた公園で出会った兄弟・穣と種になぜか「おにぎりの作り方」を教えることに。以来、彼らと一緒に食事をすることが増えた豊。いつしか、みんなでご飯を食べるのが楽しみに思えて――。
「僕らの食卓」おすすめ&趣向ポイント
- 癒し
- エロ無し
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「僕らの食卓」感想レビュー(ネタバレ含む)
ええ話や~~~(´;ω;`)
豊(主人公)と穣の距離が、穣の弟種と3人で縮まっていく過程を前半で、後半で豊と穣ふたりの関係を丁寧に描いているのでめちゃくちゃ感情移入して読めた!
まだ読んだことない方は私の感想なんて読んでないで本編読んでください!
特にエロよりストーリー重視な方にはおすすめします!
公園で出会った穣・種兄弟におにぎりの作り方を教えてほしいと誘われた豊が断らなかった理由、
(兄の方がちょっと怖かったから・・・)
わかるw正直すぎだな豊w
弟の種くんいちいちかわいいな。天使。
買った惣菜とパックのサラダと おにぎりばかりだった 僕のからだに
何か ちがうものが 入りこみそうな
この表現いいよね~。爽やかなわくわく感ある!
穣「種にはもっといいもん食わせて育てなきゃって」
「種の為にマシな料理 作れるようになりたいけど」
「何か時々・・・ すげー全部どうでもよくなるっていうか」
「疲れてるなーていうか・・・」
(´;ω;`)
「疲れてるなーていうか・・・」の「・・・」に込められてる気持ちわかるわー。ここ涙なしでは読めないわ~。
お母さん死んじゃって種くんくらいの男の子面倒見るの大変だよ。大切にしたいのに疲れて気力が出ないってつらいよね。
そんな穣によしよしする豊萌えた(´;ω;`)
穣「豊さんは いてくれるだけでいいです」
これはカウンターでさらに萌えた。穣のこの気持ちが豊の心をほぐしたと思うし、豊のよしよしも穣の心労を癒してるよね。お互いがいた買いを癒しあってるのが良き良き!
豊「もう充分いいお兄ちゃんだから あんまり気にする必要ないと思うよ」
ホントに穣が良くやってるよ~(´;ω;`)この台詞も豊の本心からだと思うけど、豊も穣みたいにお兄ちゃんに接して欲しかったのかなと思うと泣ける。
偶然スーパーで出会ったて、穣が今種いないと言ったとき
豊「・・・? 種くんいなくてもうれしいよ」
これでめちゃくちゃ嬉しがる穣ワロタwww
種「おかえり~」
豊「たっただいま!」
上田家がただいまって言える場所になったんだね~~良き(´;ω;`)
豊の親戚の家に引き取られた後の食事風景つらすぎ・・・!!!
(ひとりでたべるとおいしいなぁ)
(みんなでたべるとおいしいねぇ)
穣と種のおかげでみんなで食べるとおいしいと言えることも素晴らしいけど、そう言い合える関係ができたのが良かったよね~
穣「豊と会って 一緒に過ごすようになって オレ久しぶりに 生きてて楽しいと思ったんだ」
前の疲れた発言からもそうだけど、穣も結構追いつめられてたんだとわかる台詞で泣ける。
21歳で久しぶりに生きてて楽しいって思えるって、ホント2人の出会いに感謝だよ
僕は今 心臓の新しい使い方を 学んでるみたいだ
こわい 幸せでこわいな
穣「何か、豊が俺の服着てんのヘンなかんじだな」
萌えた。初めてのお泊まりw
父親「誰かを愛するということは 失うときの痛みも 引き受けるということだと思う」
「・・・この痛みは妻を愛した証なんだ この痛みを味わえてぼくは幸せだ」
まさか父親で最後の最後で泣かされるとは思ってもみなかったw
豊の最後の告白はドストレートで良かった!最初あまり自分の事話さなかった豊がはっきり言葉で伝えてるのが良いよね。
豊と穣がお互い支えあっていく未来が見えるいいエンドでした!
あと書きおろし成長した種くんと豊、穣の関係にやにやしたw