「セイヘキBL」感想レビュー

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「セイヘキBL」作家陣&あらすじ

木村ヒデサト ロッキー 七菱ヒロ 文川じみ 菊の助 霧間もっこり 雁皮郎 犬神スケキヨ 柊みずか ときめき大殺界 唯野 ためこう 暮田マキネ 桐式トキコ ko 茶古ねぢを

ロッキー…Bondage【拘束性愛】
七菱ヒロ…Candaulism【寝取らせ性愛】
文川じみ…Espectrophilia【鏡像投影性愛】
菊の助…Claustrophilia【閉所愛好】
霧間もっこり…Sitophilia【食物性愛】
雁皮郎…Wetlook【濡れフェチ】
犬神スケキヨ…Hypoxyphilia【窒息性愛】
柊みずか…Transvestism【異性装性愛】
ときめき大殺界…Phallophilia【巨根性愛】
唯野…Hygrophilia【分泌液愛好】

ふぇちコラム:ためこう、ko、暮田マキネ、茶古ねぢを、桐式トキコ

へんたい万歳!!ふつうじゃないって興奮する—。
異常なほど気持ちいい!人には言えない性癖を集めたオール読み切りアンソロジー! 人気作家による【ふぇちコラム】もあるよ♪

「セイヘキBL」おすすめポイント

  • アンソロのテーマがテーマなので尖った描写が多く、普段のBL漫画にマンネリを感じてる方におすすめ

趣向注意ポイント

  • 緊縛、恋人以外と3P、食べ物、窒息、女装、鼻血舐めなど

※書籍版では「恋煩シビト…Necrophilia【死体性愛】」が収録されていたようなのですが、私が購入した電子書籍版では確認できませんでした。電子書籍化の時に編集されたのでしょうか???

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「セイヘキBL」感想レビュー(ネタバレ含む)

性癖を前面に押し出しているだけあって、普通のBL漫画よりも尖った表現、エッチシーンにも見どころが多くて良かったです!

趣向は特殊ですが各作品のエッチシーンはそこまで過激ではないので苦手なものさえなければ読みやすいほうだと思います。
(ですが尖っているので地雷や苦手なフェチがある方にはしんどい1冊かも)

「○○BL」シリーズは何冊か読んでいますが個人的には読み応えがあって、シリーズ内的には当たりの巻でした!

嫉妬と支配欲の共生論 ロッキー

ロッキー先生の作品は同シリーズの「背徳BL」収録「かげふみの恋」も好きです!まだ2作しか読んだことないのですがロッキー先生の作品はしっとり低気圧な雰囲気から始まって、なんか不穏、なんか不憫だぞ!?大丈夫!?!?ってハラハラしたあとにちょっと希望の光が見えて終わるので好きです。
短編作品できっちりキャラクターの気持ちもすんなり入ってくるし、不憫で不穏で美しい作画も堪能出来て良いもの読んだ!って気持ちになる。他の作品も読んでみたい、読む。

今回セイヘキBL収録の作品は緊縛ものです。絵柄がきれいなので卑猥感はないです。むしろオシャレBLに分類してもおかしくない(おしゃれBLとは?)

最初受けが惚れた弱みで酷いことされて不憫~~~ってなるんだけど結局は・・・っていうね!

攻めの最後の「あとで必要な言葉は言うから」っていうセリフがいい。
終わり方も余韻があって良いのよ~。

ごめんね 文川じみ

正直「これこういうオチなんだろうな~」って読み始めたら予想通りに行くと見せかけてのこうッ!!!!!っていう展開が良かった。

これは事前のレビューとか感想とか邪魔になるタイプの作品。

じみ先生の手のひらでころころ~ですわ。